上橋菜穂子

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神の守り人

2009.04.16(19:35)
まず はじめに訂正とお詫びを。
自分が読んだ順番に沿って このシリーズの前記事蒼路の旅人を、シリーズ5作目と紹介してしまいましたが、順番としてはこちらが5番目に当たるようです。
「蒼路の旅人」と「神の守り人」は、(自分がそうだったように)どちらから読んでも差し支えないとは思いますが、たいへん失礼しました。



さて今回はタイトルが「守り人」ということで、バルサが主人公の物語です。
物語は ひょんなことから知り合ったアスラという少女を守るバルサとタンダの姿を通じ、 用心棒としてのバルサの技の冴えや、タンダの人に対する優しさを堪能できる一冊になっています。
幼い少女を連れて手練の追跡者から逃げるバルサの恰好良いことといったら!

また今回のお話の中心になるロタ王国の歴史や文化、人種、国政や内情も詳らかになります。
バルサの故郷カンバル王国、チャグム皇太子のいる新ヨゴ皇国と国境を接するロタ王国は、最終作「天と地の守り人」において非常に重要なカギになります。

シリーズ初の上下巻ものですが、盛りだくさんの内容とスピード感で あっという間に読んでしまいました。

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蒼路の旅人

2008.12.07(17:22)
「守り人シリーズ」の第五弾です。
前作「虚空の旅人」に続きタイトルが「旅人」となっています。

蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))
(2005/04/23)
上橋 菜穂子

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今回も主人公はチャグムです。
前作で、チャグムは新ヨゴ皇国の第一皇子として隣国サンガルへ赴きました。
はじめての地、見知らぬ人々の中で事件に巻き込まれたチャグムに、心を許せる味方は星読み博士シュガただひとりという状況でした。
助けてくれる人の少ない中、見事に難局を切り抜けたチャグムの成長ぶりは本当に素晴らしかった。

ところが、今回はじめての地、見知らぬ人々の中で難局に直面したチャグムの状況は、前作とは比べ物にならない厳しさです。
前作ではなんだかんだいっても、チャグムは国賓として招かれた立場でしたが、今回はなんと、はるか圧倒的な国力、軍事力を誇る南の国タルシュ帝国の捕虜になってしまったのですから。

しかし、たったひとりで考え、行動せねばならないチャグムの言動は、独力で悩み、苦しみ、結論したことだからこそ、彼自身の資質と底力の素晴らしさが見せかけではない事を伝えています。

絵表紙は本編最後のシーンです。
蒼い空の下の蒼い海原を泳ぐチャグム、シリーズ中でも1,2を争う印象的で忘れられないラストシーンです。

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虚空の旅人

2008.11.16(21:52)
おなじみ「守り人」シリーズの第4弾です。

虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)虚空の旅人 (偕成社ワンダーランド)
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上橋 菜穂子佐竹 美保

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タイトルが「・・・の守り人」ではなく「・・・の旅人」に変わっていますね。
主人公もこれまでのバルサに代わり新ヨゴ皇国皇太子チャグムに変わっています。
一作目から読んできた読者にとって、これまで馴染みの登場人物はチャグムと若き星読み博士シュガのみです。
また、お話の舞台となる南の国サンガルは、読者にとってまったくはじめての土地です。

ということは。

新たに登場するひとびとは魅力的だし、14才になったチャグムの成長ぶりを読むのもとても楽しいのですが、バルサの活躍しないお話はイマイチさみしくて物足りない。

正直、物語の序盤で、今回はバルサは登場しないのね と察したときはそんなふうに感じていたさーにんです。。。

が、読み進めるうちに、その感じ方が間違いだということが おのずとわかってきました。
バルサは、たしかに、チャグムが思い出を語るほんの少しの部分を除いて今回の物語にはまったく登場しないのですが、いないのに、その存在感が物語りを覆っています。
それは、バルサがチャグムの人生に大きな影響を与えた人だから、チャグムの言動のはしばしに バルサを感じる ということで・・・そう感じさせる筆者の力量には うなるばかり。

そして、チャグムをはじめ今回の物語の主要人物たちがそれぞれの思惑に沿って行動した結果一点に集まり、たたみかけるように事件が終焉を向かえるクライマックスは、息をするのも忘れるくらいの面白さでした。

ところで。 美しく聡明なサンガル帝国の姫サリーナとチャグムは なかなか良い感じ でしたが、今後なにごとか進展するのでしょうか。 
次回以降はそのへんも、ちと楽しみです。

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夢の守り人

2008.11.07(07:31)
夢の守り人 (偕成社ワンダーランド)夢の守り人 (偕成社ワンダーランド)
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上橋 菜穂子二木 真希子

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「精霊の守り人」「闇の守り人」に続くシリーズ3作目です。

今回も主人公は短槍使いの女用心棒、バルサです。
物語は、人の見る夢を糧に育つといわれる花をめぐって展開します。

誰しも、つらい現実にもがいているときには、夢とわかっていても覚めて欲しくない甘美な夢に浸る眠りを願うことがあるもの。
そんな眠りに人を誘う異界の妖しい花と、その花の眠りに絡めとられた人々をバルサやタンダは はたして助けることができるのでしょうか。

自らの若かりし頃の体験を披露し、2人を積極的にサポートする大呪術師トロガイをはじめ、一作目で永久の別れかと思われた皇子チャグムや、新ヨゴ皇国の星読博士シュガ、さらに「精霊の守り人」でバルサと死闘を演じた帝の隠密らも登場し、新たな関係を築きつつ「花」に挑んでゆきます。

一作目からシリーズのファンになった人には、オールスターぞくぞく登場って感じでたまらないワクワク感があると思います。
今回も一冊で独立した物語になっており、この本だけを読んでもきちんと完結する作りではありますが、少なくとも一作目の「精霊の守り人」を読んでから取り掛かったほうが、面白さは倍増すると思われます。

特に、今回踏んだりけったりの目にあいつつ大活躍のタンダに私の目は釘付け。
あーやっぱり。なんて懐が大きくて優しい良いヤツなんだと改めて見直しちゃいました。


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闇の守り人

2008.10.12(15:48)
闇の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)闇の守り人 (軽装版偕成社ポッシュ)
(2006/11)
上橋 菜穂子 二木 真希子

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守り人シリーズの第二作目です。

今回は主人公バルサが25年ぶりに故郷カンバル王国を訪れる決心をするところから物語が始まります。
チャグムをはじめとする一作目の主要人物は、会話の中や回想シーンでしか登場しません。

しかし、これまでは故郷に帰るどころか思い出すことさえ封印していた節のあるバルサが  じつに25年ぶりに戻る気持ちになったのは、チャグムとの出会いがきっかけです。

一作目におけるバルサの心の動きが、二作目へと実にスムーズにつながっていて、まったく新しい背景ではじまる物語なのに、 違和感なく入ってゆけます。

それどころか、前作のエピソードが登場人物の行動や心情への説得力を増しており、今回新たに起きる出来事への必然性さえ感じさせる見事なつくりになっています。

もちろん この一冊は独立したお話としてきちんと成り立っていますので、一作目の「精霊の守り人」を読まずにこちらを手にとってもまったく差し支えありません。
(とはいえ、読み終わったら一作目を読みたくなること請け合い ですが)

今回の舞台となるバルサの故郷カンバル王国は、険しい山に囲まれた地の利に薄い国です。
そこに暮らす支配者層や庶民の人々の暮らしぶりから、貧しい国の様子がよく伝わってきます。
また、ドワーフを思わせる背の低い「牧童」という種族はファンタジーならではの登場人物で、今回の物語で大きな役割を果たすのですが、限定された場所に住み、ヤギ飼いという職業をなりわいとする以外生活の術のない彼らは、被差別人種としての問題を投げかけているようにも思えます。

このような背景がよく描きこまれたファンタジーなので、どこか私達の現実世界とうまく混ざり合って説得力を持つのでしょう。
「精霊の守り人」の感想でも触れたことですが、子供にも読みやすい平易な言葉使いと文章で、これだけのファンタジーの世界を構築し、魅力的な登場人物の活躍ぶりをその内面にまで踏み込んで描く作者の力量には本当に脱帽します。

さて、新しい登場人物たちが興味深く、明かされる過去からの陰謀にハラハラし、相変わらず格好の良いバルサに惚れ惚れしつつ またもやページをめくる手を止められなくなってしまった「闇の守り人」ですが、今回一番印象に残ったのは、バルサが自らの過去と運命を正面から見つめ昇華してゆく部分でした。

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