重松清

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青い鳥/重松清

2009.07.26(16:59)
この人の本は、本当に涙率が高いです。
読んでいるうちに気がつかないくらい自然に登場人物の気持ちに沿ってしまい、つい涙がこぼれてしまう。
物語の背景や文章の書き方が自分にあっているからだろうか。
それもあるでしょうが、やはり登場人物の気持ちの描写が抜群にうまい人なのだと思います。


青い鳥青い鳥
(2007/07)
重松 清

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8編の物語で構成されたこの本には、いろいろな中学生(あるいは元中学生)が登場します。

学校にいるとひとことも声を出せなくなってしまう子、自分でも説明のつかない衝動から教師を刃物で刺してしまった子、どうしても校風に馴染めない子、父親に自死されてしまった子、、、
家庭環境や性別はさまざまですが、 8編の物語に登場する中学生たちはどの子も心に重荷を抱えています。
そして、重荷を抱えて深い孤独の森を彷徨っているようです。

子供に限らずですが、心に重荷を抱えた人が孤独におちいるのは、頼るべき人や自分を理解してくれる人がいないと感じたときです。

村内先生は臨時教師として各地の中学校に赴任し、疎外感や孤独やいらだちを感じる彼らと出会います。
そして子供たちとの淡い交流を通して大切なことを伝えてゆくのです。

大切なこと。それは、きみは1人ではない、いつもそばにいるよ というメッセージ。

ひとりではないと感じたとき、勇気が持てる、強くなれる、優しくなれる。
本に登場する子供たちに限らず、真実だよなあと思います。

それから、草野心平の詩の話しが出てくるお話しがあり、久しぶりにこちらも読みたくなりました。
最近は国語の教科書でとりあげていないようなので、本を読んではじめて草野心平を知る中学生もいるかと思います。
本を読んで興味を持ったら、お話の登場人物の男の子のように図書館で詩集を借りて読んでみてはどうでしょう。

蛙のうた―草野心平詩集 (美しい日本の詩歌)蛙のうた―草野心平詩集 (美しい日本の詩歌)
(1997/08)
草野 心平

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くちぶえ番長

2008.04.18(18:41)
やっと図書館の予約が回ってきて読むことができました。
いったいいつ予約したんだったか・・・??は、ともかく、さっそく通勤電車で読み始めてしまったら、途中泣けてきてたいへん困りました。
重松作品はホント、人目の有るトコで読むのはキケンです。

くちぶえ番長 (新潮文庫 し 43-10)
新潮社
重松 清(著)
発売日:2007-06
おすすめ度:4.5

重松清といえば、家族や命をテーマにした佳作が多く、それらは子供目線から書かれたもの(「きよしこ」など)と、大人の立場から書かれたもの(「その日のまえに」など)に大別できると思うのですが、「くちぶえ番長」は子供側から書かれた作品です。

主人公は、小学4年生の男の子ツヨシ。
そしてツヨシのクラスにやってきた転校生マコト。
真面目でクラス委員をつとめる優等生のツヨシにたいし、マコトは最初の挨拶で「私は番長になる」と宣言しちゃう元気な女の子。
だからタイトルの「くちぶえ番長」は もちろんマコトのことなのだけれども、なぜ「くちぶえ」なのか?

マコトは強い。
運動神経が抜群で、クラスで仲間はずれの子がいたら率先して手を差し伸べる。仲間はずれに同調しなかったら自分も仲間はずれになるんじゃないか なんて気にしない。
いじめられている子がいたら、相手がたとえ体の大きな上級生でも飛んで行ってやっつける。
自分が1人で相手が複数だから負けちゃうんじゃないかとか考えない。
いつでも涼しい顔で颯爽としている。

そしてマコトは折にふれてくちぶえを吹く。
くちぶえも抜群にうまい。

学校で、今いじめられている子や、自分はいじめられていないけれども見ているのがつらい子は、きっと自分のクラスにもマコトがいたらなあ と思うんじゃないだろうか。

でも、泣いてしまいそうなときは くちぶえを吹くと、泣かずにすむのだそうだ。
口を尖らせて、きれいな音を出そうと集中するのと泣くのとは同時にはできないから。

くちぶえが抜群に上手なマコトは、ひと一倍経験してきた悲しい思いや大変なことを、涙のかわりに くちぶえのメロディにのせて流してきたんだ。
弱いものいじめを退治したり、仲間はずれの友達に手を差し伸べる事は、マコトがもともと優しくて強い女の子だからできたのではないのかもしれない。
そして、マコトに感化されて少しずつ勇気や思いやりを行動に移すことができるようになったツヨシだって立派だ。
優しいし強い。
行動する事で、自分の中に優しさや強さがあることを発見できる。

だから、マコトのような子がクラスにいたらなあ と思うあなたの中にも、実は「くちぶえ番長」がきっといる。
作者が伝えたかったのは そんなことではないか と思う。


きよしこ
新潮社
重松 清(著)
発売日:2002-11
おすすめ度:4.5
その日のまえに
文藝春秋
重松 清(著)
発売日:2005-08-05
おすすめ度:4.5




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永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢

2008.03.30(16:48)
永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢
(2007/11/21)
重松 清

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重松清の本というだけで手に取ってしまったのですが、前書きを読んでびっくり。

⇒永遠を旅する者 ロストオデッセイ 千年の夢の続きを読む
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