夢枕獏

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鳥葬の山/夢枕獏

2009.05.20(07:33)
鳥葬の山 (文春文庫)鳥葬の山 (文春文庫)
(1993/12)
夢枕 獏

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現代ものホラーの短編集です。

と言ってしまっていいのか?

人を喰う得体の知れないなにかの集合体で出来た家に迷い込んでしまうなんて、間違いなくホラーだと思う。

でも、高名な物理学者がウイグルの高原で羊飼いの少年と世界観についておしゃべりをするお話は素敵でわくわくしてしまい、ホラー短編集の中の一編としては間違いになってしまう気もします。
でも、その物理学者が死んだはずのアインシュタインだから、もし実は生きていたという設定だとしても100才をとっくに過ぎていることになってしまうから、やっぱりホラーかも。

土に埋められた男がいろいろなことを考えるお話では、人の思念というのはそんなふうに残るものなのかもと思い、こういう考え方は好きだと思いながら すっと読んでしまいました。
でも、土に埋められて何年もたち、既に形がなくなってしまっているか相当崩れているかだろうに、いまだに意識がその場に留まって毎日思考に明け暮れるなんて、考えてみるとかなり怖い。だって、自分が知らずに歩く道の下にそんな思念があるかもしれない。

「よく考えてみると相当怖い」というのは、やはり優れたホラーということなのでしょう。

でも、「陰陽師」シリーズの合間に読んでしまったのは失敗でした。
イマイチ現代ものへと頭が切り替わりきれず、堪能し損ねた気がします。
なんとなく、安部公房のあととかに読むのがいいかも などと思いました。


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陰陽師―飛天ノ巻/夢枕獏 

2009.05.16(18:00)
陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)陰陽師―飛天ノ巻 (文春文庫)
(1998/11)
夢枕 獏

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前作「陰陽師」に続けて瞬く間に読んでしまいました。
怪しくて怖くてはかなげな雰囲気で、どこかユーモラスで、そして懐かしい感じのする世界。
短編の連作のようなつくりのせいか読んでいてちっとも肩がこらない。
さーにんの寝しなの極上の読み物になってしまいました。でも、怪奇の世界のお話ですから人によっては夜はちょっと・・かも。

この巻には以下の7編が収められています。

*天邪鬼
*下衆法師
*陀羅尼仙
*露と答へて
*鬼小町
*桃薗の柱の穴より児の手の人を招くこと
*源博雅堀川橋にて妖しの女と出逢うこと

「露と答へて」の中の当時の宇宙観についての短い説明の部分が、本筋とは関係ないのですが面白かったのでメモしておきます。

この時期、すでに宇宙という言葉は、時空を差すものとして成立している。
中国の古書『尸子』(しし)に、
”上下四方を宇(う)といい、往古来今を宙という”
との記述がある。

古代ギリシアを発祥とする西洋の宇宙観では宇宙は「秩序」を差す「cosmos」という言葉であらわされており、時間と空間という概念がクローズアップされたのは近年になってからですが、中国の人々は古代から宇宙を時空として捉えていたのですねえ。


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陰陽師/夢枕獏

2009.05.14(15:13)
陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)陰陽師(おんみょうじ) (文春文庫)
(1991/02)
夢枕 獏

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読み物としては分量の少ない「陰陽師・首」(記事はこちら)を読んで以来、本編シリーズの方もいずれぜひ と思っていた陰陽師シリーズ。
先般図書館で「陰陽師」「陰陽師・飛天ノ巻」「陰陽師・付喪神ノ巻」と三冊まとめて借りてきました。

一話完結の短編ものをつなげたような構成がとても読みやすいです。
また毎回同じような書き出しではじまり、似た経緯を辿って物語が決着する、いわば「定番もの」のようなスタイルがたいへん好もしく、かまえることなく気持ちが平安の時代へトリップしてしまう。

死が身近にあった時代には、お産だって死を覚悟するものであったから、男女の契りひとつをとっても女性には死を覚悟するものであったろう。人が生霊となって誰かの元へあらわれたり、またあちらの世界へ「呼ばれて」しまい そのまま帰らぬ人になってしまうということもあったのだろう。

この物語を読んでいると、死と生が当たり前に隣りにあった時代には、人とあやかしも自然に共存していたのだろうなあと素直に思えます。
またなにか懐かしい感じさえして、自分も日本人なんだなあ と思ったり。

「陰陽師」には以下の6編が収録されています。

*玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること
*梔子(くちなし)の人
*黒川主
*蟇(ひき)
*鬼のみちゆき
*白比丘尼


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陰陽師 首

2009.02.19(19:09)
小説、というより「絵物語」でしょうか。
短編に、村上豊氏の挿絵がすべて色付きでふんだんに散りばめられたつくりです。
文章の量としては少ないので、すぐに読み終わってしまいました。
じつは、わたくしにとってこれが夢枕獏でしたので、あえて短いのを選んだわけですが。


陰陽師 首陰陽師 首
(2003/10/10)
夢枕 獏

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以前、漫画「陰陽師」を途中まで読み(6巻くらい)、悪霊や物の怪、無残に死ぬ人などが出てくるのに、凄惨、無残な印象がなく、むしろどこかコミカルな感じがするのは岡野玲子氏の繊細で優しげな絵柄のおかげかとぼんやり考えておりました。
原作は、きっと、もっと難解で、そのくせおどろおどろしいんじゃないか・・・
なんて勝手に思っていたのですが、夢枕獏氏の文章も同じ印象でした。

安倍清明とその友人源博雅が酒を酌み交わしながら、もろもろ語るシーンは漫画のほうでもたびたび情緒たっぷりに描かれていましたが、原作の文章では
「ほろほろと酒をのんでいる」
となっておりました。
簡潔なのに、やさしくどこか少し悲しげな情景が浮かぶ美しい文章ですね。

これまでずっと読みたいと思いつつ、なんとなくとっつきづらくて手が出なかった夢枕獏氏ですが、結論として、「もっとこのシリーズ読みたい!」と、うずうずしてしまいましたので、一冊目にこれを選んで大正解だったようです。

問題は、、、たくさんある「陰陽師」シリーズの、いったいどれから読み始めればよいのか???よくわからないこと(爆)

どなたか、ご存知でしたらぜひ教えてくださ~いm(_ _)m


陰陽師 (1) (Jets comics)陰陽師 (1) (Jets comics)
(1999/07)
岡野 玲子夢枕 獏

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