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ディスカスの飼い方

2009.03.28(11:55)
ディスカスの飼い方ディスカスの飼い方
(2009/01)
大崎 善生

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デパートの熱帯魚売り場で見かけたディスカスという魚に一目惚れして飼育をはじめた主人公。
のめりこむにつれてディスカス飼育の奥深さを知り、その道をきわめようと試行錯誤することが いつしか彼の生き方や感情や人生哲学を形作ってゆく作業と一体になる。

アクアリストのはしくれとして いっときベタのブリーディングに相当はまったさーにんには、ものすごく面白い小説でした。

おさえようとしてもなぜかどんどん増殖してしまう水槽。
集合住宅に住んでいれば、地震とか水槽の割れとか水の重みで床が抜けたりして階下に水漏れしたらどうしようと常に心配で、だから冒頭で主人公が一軒家に引っ越し、コンクリート打ちっぱなしのガレージを水槽部屋に改装する部分から すごく共感してしまった(笑)。

タイトルにあるディスカスについてはもちろん、水槽のシステムとか水質や水作りのこととか、アクアリストそれぞれがそれらにまつわるこだわりを持っていることとか、相当詳しく書かれていて、自分にとっては あーそうだよねと思うところもはじめて知ったわというところも含めてとても面白かったです。

でも、これは魚の飼育本ではありません。

理想のブリーディングルームを作りながら、主人公の胸の中に過去に別れた恋人との思い出が去来します。
なにか1つに打ち込むことが、その人の生き方の道しるべになったり過去を蘇らせるきっかけになること。
この本の主人公にとってはそれがディスカス飼育だったのですね。

ペアの繁殖にトライしながら、主人公がどれほど彼女を愛していたかに改めて気づき、これからも愛するだろうことを知るラストはとても美しいです。

アクアリストのうんちくが詰まった恋愛小説。
こんなのはじめてで、私には本当に面白かったけれど、魚の飼育に興味のない人にはどう感じられるのかな と、ちょっと思ってしまいました。


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