2009年06月

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  2. 娘に聞いた車内での出来事(06/30)
  3. 青春を山に賭けて/植村直己(06/27)
  4. 100万回のコンチクショー/野口健 (06/25)
  5. 富士山を汚すのは誰か/野口健(06/22)
  6. ピアニストという蛮族がいる/中村紘子(06/15)
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娘に聞いた車内での出来事

2009.06.30(07:00)
4月から大学生になった長女は、激しく混雑する路線の電車で通学しています。
特に帰路は、人が多ければ利用客もさまざまなようで、ときにはビックリするような人を見かけるそうな。

今日は、私自身が娘から聞いてあまりにビックリした話しを。。。


帰り道では、10分くらい待つと始発の電車に座れるので、だいたいそうしている娘。
その日も少し並んで始発の電車の席に着いたそうです。

ラッシュアワーには少し間のある時間帯で、電車内には席に座れず立っている人がまばらにいる状態。
その発車待ちの電車内に、ひとりの女性が。
娘いわく60才くらいの「オバチャンおばあさん」。

「オバチャンおばあさん」は電車に乗り込むなりズンズンと優先席を目指し、座っていた若い女性に
「ちょっと!アンタ!替わりなさいよ」と命令しました。
その優先席の女性はちょうどドアのスペースを挟んで娘の席の隣並び。

声に驚いて娘が顔をあげると、席を譲れと言われた若い女性が
「すみません、妊娠しているんですが今日はどうしても気分が悪くて。
 座らせていただけないでしょうか」とお願いし、
バッグの内側に付けてあったマタニティストラップを「オバチャンおばあさん」に見せたそうです。

すると、「オバチャンおばあさん」は
「何言ってるの、アタシなんか3人も産んだけど、妊娠なんて病気じゃないんだから甘えるな!」
と一喝(爆)
そして、女性のバッグのマタニティストラップを引きちぎって手の中でまるめちゃった。

見ていた娘がビックリして、
「オバチャンおばあさん」に「こっちへどうぞ」と席を譲ると、
「ふん」と言って娘があけた席に座ったそうだ。

気の毒に、マタニティストラップを引きちぎられた女性は、
座ったまま娘に「ありがとう」と言って泣きだしてしまい、
未熟な娘はどうして良いか分からず、なんとなく、発車前の電車を降りて次の電車を待ってしまったとか。

優先席ですから、お年寄りが優先なのは当たり前。
でもあの「オバチャンおばあさん」は元気が余っているようにしか見えなかった。と娘の弁。

マタニティマークについても、賛否両論いろいろあるようですが、
具合が悪いから座るために並んだであろう女性なのに、そんな災難にあって気の毒としか言いようがありません。

そして、みんな、自分には関係ないって顔で目をつぶったり音楽を聴いていたマタニティの女性と並んで優先席に座っていた人々。
これにもホント腹が立った。
と、これも娘の弁。

まったく ごもっとも。

それにしても、席を譲れと命令してマタニティストラップを引きちぎる「オバチャンおばあさん」って
いったいどんな人なんだろう?
怖いもの見たさで(?)ちょっと見てみたい(爆)
っていうか、その人のそういう行動をご家族とか親しい人に見てもらいたいかも
なんて思っちゃいました。

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青春を山に賭けて/植村直己

2009.06.27(17:41)
前回紹介した野口健さんが登山に目覚めるきっかけとなった一冊。
登山家、冒険家として有名な植村直己さんの自伝です。


青春を山に賭けて (文春文庫)青春を山に賭けて (文春文庫)
(2008/07/10)
植村 直己

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アマゾン川を船でくだるシーンや、登頂を前にふもとの宿から眺めたキリマンジャロの景色の描写などが、単独で危険に挑む植村さんの心情とあいまって綴られているくだりは、とても感動的でした。

それと同時に、大学卒業後、就職せず登山のために身ひとつで移民船でアメリカに渡ったり、現地で農作業をしてお金を稼いだり、挙句の果てに不法就労で捕まったりというがむしゃらな生き方のエピソードも強烈な印象です。

私にはとてもできないわ、すごいなあという感想は一歩ひいたものだったのですが、周囲の男性に聞いてみると、憧れやロマンを感じるという方が多かったです。
野口さんのように あとに続けとばかりに実際に行動を起こされる人は少ないかもしれませんが、現実の冒険譚というのは男性の心に強く訴えかける何かがあるものなのかもしれませんね。

それにしても、星野道夫さんもそうですが、素晴らしい冒険家が冒険の途中で帰らぬ人となってしまうのは本当に残念で惜しいことです。

なお、植村さんの不幸についてはいまだに遺体も発見されず不明な部分が多いそうですが、彼を尊敬してやまぬ野口健さんは同じ冒険家として、「100万回のコンチクショー (集英社文庫)」の中で、恥ずかしがりやだったという植村さんの人柄や、冒険につきものの資金集めの苦労などを踏まえて、植村さんの最後の冒険にいたる状況を推察し悼む文章を載せています。


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100万回のコンチクショー/野口健

2009.06.25(11:05)
前回に続き、野口健さんの本。

富士山を汚すのは誰か」は、ご本人の活動をもとに、山の環境問題や清掃活動にテーマをしぼって書かれていましたが、こちらは自伝的要素の強い本になっています。

野口さんの子供時代は、個性の強いエジプト人の母を持ったため周りの友達にいじめられた話や、ご両親の離婚、英国立教学園での落ちこぼれ生活など、心が折れてしまいそうな出来事や、思わずぐれてしまいそうな出来事が満載です。
これを読むと、今立派な活躍をしている1人の大人が、子供の頃から立派な優等生だったわけではなく、反骨精神と発想の柔軟性、行動力が自身を成長させたことがよくわかります。
いま、いろいろなことがうまく行かず、自身の環境や社会に不満や疑問を持っている中学生以上の発展途上人にぜひ読んで欲しい本です。


100万回のコンチクショー (集英社文庫)100万回のコンチクショー (集英社文庫)
(2004/05)
野口 健

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野口さんが登山を始めたきっかけは、英国立教学園時代に停学処分となったときに出会った一冊の本。
植村 直己さんの有名な 「青春を山に賭けて (文春文庫)」 だそうです。
私も以前読みました。
分けてご紹介したいと思います。

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富士山を汚すのは誰か/野口健

2009.06.22(18:48)
1999年、最年少でエベレスト登頂を果たしたアルピニスト野口健さんが記者会見で口にした「次の目標」は、エベレスト清掃でした。
日本隊のゴミが多く残るエベレストの現状を眼にして、日本人としてとても恥ずかしく悔しい思いをされたのがきっかけだといいます。
その同じ思いは日本を代表する山,富士山にも向けられました。
野口さんが富士山清掃活動に取り組み始めたのは今から9年前、2000年のことだそうです。

富士山を汚すのは誰か    ――清掃登山と環境問題 (角川oneテーマ21)富士山を汚すのは誰か ――清掃登山と環境問題 (角川oneテーマ21)
(2008/05/10)
野口 健

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本書では、著者が山の清掃活動に取り組み始めたきっかけから山のゴミ問題の原因、実際の清掃活動、行政や自治体との交渉や問題点などが実にわかりやすくスッキリ書かれています。
山の清掃活動への情熱と決意が行間からズッシリ伝わってくるのに、読みやすくまとめられ洗練された文章に仕上がっています。
それは著者がいかにこの問題を日々考えて考え尽くしているか、そのことを、公演や交渉などでいったい何度どれだけ多くの人に伝えてきたかのあらわれではないかと思います。

また、今後、地元の人や登山客にとって どのような富士山のあり方が望ましいのか、著者なりの展望や考えはとても説得力があり、面白いと思いました。
特に、登山鉄道という考えは面白いと思いました。
登山鉄道が引かれれば、富士山は今よりも一般の登山客に身近な山となり、また同時に5合目までの車の排ガス問題も解消するわけですし。そういえば10年ほど前、当時下は4才の子供から60代の両親までいっしょにユングフラウの観光をしましたが、あれも登山鉄道があったればこそ でした。


トレーニングで登る雪に覆われた富士山しか目にしたことのなかった野口健さんがはじめて見た2000年5月の富士山は、ゴミとし尿であふれ惨憺たるありさまだったといいます。

それから8年後の昨年2008年に夫と富士山登山ツアーに参加した私(記事はこちらこちら)が見た富士山は、ゴミひとつ落ちていない山に変わっていました。
また、かつては垂れ流されたトイレットペーパーが遠目からは白い川にみえるほどだったというし尿問題も、各種バイオトイレの設置に伴い解消されていたのでした。

これまで地道に活動されてきたNPOやボランティアの方々の努力も大きく、また近年では登山客の意識やマナーもずいぶん変わったのだと思います。
しかし、清掃活動の気運を盛り上げ、いっぱんの登山客の意識を向上させたのは、やはり野口健さんの活動が大きく影響しているのではないでしょうか。


ピアニストという蛮族がいる/中村紘子

2009.06.15(08:40)
二十歳の日本人男性がバンクライバーン国際ピアノコンクールで優勝したというニュースは日本中を明るい気持ちにしたのではないでしょうか。
辻井伸行さん、本当におめでとうございます。
わたしも彼の演奏をぜひ聴いてみたいと思います。
今はコンサートチケットはすべて完売、CDも売り切れ続出とのことなので、報道フィーバーが一段落してからになると思いますが。

で、思い出したのが大先輩にあたる中村紘子さん。

その中村紘子さんの書かれたエッセイ集に「ピアニストという蛮族がいる」があります。

ピアニストという蛮族がいる (文春文庫)ピアニストという蛮族がいる (文春文庫)
(1995/03)
中村 紘子

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もうずいぶん前に読んだので、細かいことはまったく忘れてしまったのですが、ご自身のピアノ人生を小さい頃から振り返った自伝的内容あり、またショパンや他の有名なピアニストたちのこぼれ話ありで、ものすごく面白かった記憶があります。

中村さんは辻井伸行さんが2005年に「批評家賞」を受賞したショパンピアノ国際コンクールで21才のとき4位入賞を果たしているのですが、もしかしたら「ピアニストという蛮族がいた」でこのあたりのことに触れられていたのかもしれません。
それで記憶が繋がって思い出したのかも。

とにかく面白いエッセイだった記憶があるので、久しぶりに読み返してみたいなあと思いました。
今度図書館に行ったときにでも探してみよう。

ところで中村紘子さんといえば、小説家庄司薫氏の奥さんでもあります。
庄司薫といえば「赤頭巾ちゃん気をつけて」以降の4部作は、洗練されず読みづらい文章ながらなんとも魅力的で、若い頃大好きでした。
その後はエッセイなど書かれているものの目だった文筆活動はあまりないようですが、ご夫婦仲はずっと睦まじいとのこと。
紘子さんのエッセイにも、もしかしたらプロの文筆家としてのご主人のサポートがあったのかも。
と、これは邪推になってしまうかな?
なんにせよ 構成も、内容も、文章も、それくらい見事で面白いエッセイでありました。

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