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「くまのアーネストおじさん」シリーズ

2008.07.10(12:48)
前記事で紹介した「アンジュール―ある犬の物語」は、どちらかというと大人向けの一冊でした。
が、同じ作者の「アーネストおじさん」シリーズは、ぜひ子供にプレゼントしたい絵本です。

素晴らしいデッサン力に裏打ちされた色彩豊かな水彩画のような柔らかで優しい絵。
そして、やさしさとあたたかさの中に ほんのちょっぴり悲しみが混ざっている まるで幸せな人生そのものみたいなストーリー。

セレスティーヌのおいたち     くまのアーネストおじさんセレスティーヌのおいたち くまのアーネストおじさん
(2003/01)
ガブリエル バンサン

商品詳細を見る


「アーネストおじさん」シリーズの主役は、不器用だけど優しいクマのアーネストおじさんと、おしゃまで可愛らしいネズミの女の子セレスティーヌ。
親子同然に仲むつまじく暮らすアーネストとセレスティーナの四季おりおりの風景に彩られた日常生活のエピソードが、20冊のシリーズにほんわかと詰まっています。

2人が本当の親子でないことは、クマとネズミですから一目瞭然。
でも、シリーズはそのことには特に触れないまま進んでゆきます。
あえて触れずに、シリーズのどのエピソードでも2人がお互いを思いやる愛情の交流がほのぼのと、ときにしみじみと、描かれてゆくのです。
親子に本当に必要なものは血のつながりではない と作者がそっと語りかけているかのようにも思えます。

そんな2人の関係が明かされるのは、20冊目。 シリーズ最後の「セレスティーヌのおいたち」(上記画像)でです。
成長するにつれ、「自分はどこからきたのか」疑問を持つようになったセレスティーヌ。
知りたい気持ちがどんどんつのりますが、アーネストに聞くことがためらわれます。
そんなセレスティーヌの気持ちに気がつき、伝える時期が来たと悟るアーネスト。

生まれたばかりの赤ちゃんだったセレスティーヌとアーネストが出会った状況は、とても「言いづらいこと」でした。
でも、アーネストはせいいっぱい誠実にセレスティーヌに「言いづらいこと」を話します。

振り返ってみれば、シリーズのどの場面でもアーネストはセレスティーヌに心から誠実な愛情を注いで接してきました。
それこそが、「アーネストおじさん」シリーズ全体に流れるテーマなのかもしれません。

シリーズの最後を飾るにふさわしい「セレスティーヌのおいたち」は、デッサンで構成された別本も作られています。
小さな小さなセレスティーヌの可愛らしさは絶品で、アーネストの不器用だけど誠実な愛情あふれる様子がとても胸をうちますが、こちらは「アンジュール」と同じく ちょっと大人向け。

セレスティーヌ―アーネストとの出会いセレスティーヌ―アーネストとの出会い
(1988/04)
ガブリエル バンサン

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以下に「アーネストおじさん」シリーズのリストをのせておきます。


1 かえってきた おにんぎょう くまのアーネストおじさん
2 ふたりは まちの おんがくか くまのアーネストおじさん
3 あめの ひの ピクニック くまのアーネストおじさん
4 ふたりで しゃしんを くまのアーネストおじさん
5 まいごに なった セレスティーヌ くまのアーネストおじさん
6 ふたりのおきゃくさま (くまのアーネストおじさん)
7 びょうきになったアーネスト (くまのアーネストおじさん)
8 ふたりのインテリア (くまのアーネストおじさん)
9 サーカスがやってきた (くまのアーネストおじさん)
10セレスティーヌのクリスマス くまのアーネストおじさん
11アントワーヌからのてがみ (くまのアーネストおじさん)
12セレスティーヌとプラム (くまのアーネストおじさん)
13アーネストがころんだ くまのアーネストおじさん
14ちいさな もみの木 くまのアーネストおじさん
15ふたりでめいろへ くまのアーネストおじさん
16とおいひのうた くまのアーネストおじさん
17セレスティーヌのきまぐれ くまのアーネストおじさん
18セレスティーヌのこや くまのアーネストおじさん
19ボレロがやってきた くまのアーネストおじさん
20セレスティーヌのおいたち くまのアーネストおじさん

長女のお気に入りは15作目の「ふたりでめいろへ くまのアーネストおじさん」。
小さい頃遊んだのとそっくりな巨大迷路が出てくるところがいいらしい。
一瞬まわりに人がいなくなって、もう一生ここで迷ってしまうのかも みたいな心細さを感じるところ、泣きそうになった次の瞬間に道が見つかってホッとする感覚。。私も覚えがあるような(笑)

次女のお気に入りは13作目の「アーネストがころんだ くまのアーネストおじさん」。
大人がころぶとか出血しちゃうとかって、子供にとってはびっくりの椿事。女の子にとっては、そんな大人をてきぱきと自分が介抱する図にある種の憧れみたいなものも感じるのかもしれません。

さーにんのお気に入りは16作目の「とおいひのうた くまのアーネストおじさん」。
街角のバイオリン弾きのひく音楽を耳にしたアーネストの心の中に、幼い頃の思い出がどっと蘇る。
音楽が、心の中に大切にしまいすぎて、すっかり忘れてしまった記憶をよびさます。
失われた時を思うとすこし悲しい、でも今心配してくれる人がいて しあわせ。
そんな感覚を詩情豊かに、すこしメランコリックに綴ったエピソード。
ふいにある曲を聴いて、昔いっしょにそれを聴いた人や場所や風景や匂い・・いろいろな思い出がいっぺんによみがえる事って、あるよね。

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コメント
さーにんさんっていい絵本をたくさん知ってますね~
子供が小さい頃に読んでやりたかったなあ
こういう絵本と触れ合う事って成長の過程ですごく大事だと思います。

娘たちも好きそうな絵本なので教えてあげようと思います
素敵な絵本の紹介、ありがとうございます♪


【2008/07/10 22:31】 | sara #- | [edit]
さーにんさんは、たくさんの作品を知っていますね。
それも、偏りもせずに。

ふと、さーにんさん一家の温かみに触れられた気がします。
【2008/07/11 00:43】 | ryoko #- | [edit]
saraさん

私自身も、大人(母親)になってから出会った絵本がすごく多いです。
できれば子供の頃から知っていたかったなーってのはあるけれども、良い絵本は年齢を選ばず心に響くし、年代によって発見できるものもあると思うので♪お嬢さんにもぜひ機会があれば教えてあげてください。
将来の孫のためにも・・・って気が早い?(≧∀≦)

ryokoさん

いやあ・・自分の好きなものや知っているものを嬉しがって書いているのでイロイロありそうに見えるだけだと思います~。知らない分野も多いし、偏りもありまくり(^ ^;)ゞ
だから、色んな人のブログやお話で、自分の知らない本や分野のことを聞くのが楽しいしためになる事が多いです♪
【2008/07/11 11:29】 | さーにん #- | [edit]
まだ1冊も無いけれど、読んでみたいシリーズ物です。
【2008/07/12 07:41】 | あこ #Y9T/.AWU | [edit]
こんにちは!
先日はコメントありがとうございました!
素敵な読書ブログで、堪能させていただきました。


セレスティーヌのシリーズ、20冊もあるのですね。
そして、最終巻のお話、すごく深い内容のようですね。
やさしいおじさんと、わがままっこセレスティーヌのお話という
安易な印象しかなかったのですが、
これは読んでみなくては!!と
思いました。

↓アンジュールは字のない絵本ですよね。
犬の表情がなんともいえず、伝わってくるものがあります。
(後ろ向きであっても、犬の表情が想像できるぐらい)
デッサン力だけでなく、内容もすばらしく、
私も大好きな絵本です。
【2008/07/27 00:00】 | sara #- | [edit]
saraさま

ご訪問ありがとうございます(^∇^)ノ
ときどきランキングから興味のある記事を見つけて読ませていただいています。
たまにお話してみたい方に出会った時はコメントを残すので、saraさまはきっと私が素敵だなと思う記事を書かれていた方だと思うのですが、そしてこうしてお尋ねいただいて本当に嬉しいのですが、申し訳ないことに、saraさまのアドレスを控えておりませんでした。
またご訪問させていただきたいので、良かったら次回アドレスを残していただけませんでしょうか。
よろしくお願いしますm(_ _)m
【2008/07/27 17:34】 | さーにん #- | [edit]
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