中学生、高校生に薦めたい本って?
2008.05.22(10:00)
先日長女に「これから受験体制に入ったらあんまり本を読んでいられなくなると思うから、一冊だけ、良い本を読んでおきたい。今のうちに読んだ方がいいとママが思う本を一冊選んで。」
と頼まれました。
高校生のうちに、読んだ方がいい本・・・・ いろいろある気がするけれども、一冊だけって難しい。
悩んだ末、「キャッチャー・イン・ザ・ライ」を勧めました。
私自身は「ライ麦畑でつかまえて」で やはり高校生で読んだ本です。
当時はめちゃくちゃタイクツだし主人公にイラつくし いいとこひとつもない本!って思ったけれども、大人になって読んだら、まったく見方が変わった本です。
多分、今の長女が読んでも、退屈でイラつく本だと思うでしょう(笑)
「分かった・・・退屈でイラつく本なのね・・・読んでみるよ・・」と力なく受け取った長女ですが、最後まで読み通す力はあると思うので、今はそれでいいと思うのです。
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それから、先日次女に本屋で
「学校の図書の時間に読む本を買って」
と言われました。
本人、ケータイ小説のコーナーの前で、なにがしか心積もりがあったようだけど、、、
おかーさん、たかだか30分で読み終わってあとに何にも残らないようなケータイ小説にお金を出す気はいっさいございません。
どうせなら、ずっと手元に置いておきたい良い本を買いましょうよ。
しばらく本屋をうろついて、まず勧めてみたのは「流れる星は生きている」。
作家新田次郎氏の奥様にして数学者藤原正彦さん(「国家の品格」で有名ですね)のお母様 藤原ていさんが、ご自身と家族の満州引き上げの実体験をもとに書かれた小説です。
中学生の読書力でじゅうぶん読めるとても良い本で、文句なしお勧め本です。
![]() | 流れる星は生きている (中公文庫BIBLIO20世紀) (2002/07) 藤原 てい 商品詳細を見る |
が、はじめの数行をパラッと見た次女、あっさり却下。
うーん、本人の好みもあることだし、いくら良い本だとて読まなきゃ意味がないわけで。
じゃ、今度は娯楽色の強いものを。
というわけで すすめてみたのは筒井康隆氏の「家族八景」。
![]() | 家族八景 (新潮文庫) (1975/02) 筒井 康隆 商品詳細を見る |
これと、これに続く「七瀬再び」「エディプスの恋人」は、ちょっと大人の香りがして新鮮で、私自身はじめて中学生で読んだときには、世の中にこんなに面白い本があったのかとびっくりしたものでした。
が、次女、はじめの数行をパラパラっと見て やはりあっさり「却下」。
ああ、こんな面白い本を読まないなんてもったいない。
がしかし、いささか時代が古すぎるかも。
で、最後に勧めたのは吉本ばななの「TUGUMI」。
![]() | TUGUMI(つぐみ) (中公文庫) (1992/03) 吉本 ばなな 商品詳細を見る |
実はわたくし自身 未読の書でございます。
吉本ばなな、なんとなくふざけた名前が気に入らなくて(失礼)これまでずっと敬遠しておりました。
が、先日読んだ「はじめての文学・吉本ばなな編」がすごく良かったのです。
私自身もっとこの人の本を読もう と思っていたところですし、この人の本なら中学生の次女に薦めても間違いなかろう と思ったわけです。
そして、いい加減、母に薦められる本にうんざり気味の次女、おざなりにまたはじめの数行を読み・・
今度は「これ読む。買って。」と。
おお、3冊目にしてやっとアタリが出たか(笑)
どうやら出だしの「つぐみは確かに嫌な女の子・・」というところに惹かれたらしい。
それにしても、大人が読ませたい本と、子供が読みたい本のギャップの激しさもさることながら、いざその子のためにこれという一冊を選ぼうと思うと、難しいものですなあ。
みなさんなら、中学生や高校生に どんな本を薦めますか。 参考に、ぜひお聞かせください。
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