海外の小説

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白馬の騎士

2009.04.02(18:19)
児童文学が好きなら、サトクリフを読まなくちゃ。
え、一冊も読んだことがない?
じゃあ、このあいだ買ったのを貸してあげる。

と友人が貸してくれた本。



私にとってはじめてのサトクリフ。
名前は聞いたことがあったけど・・・そうか、児童文学が好きなら必須なのね♪
って、わくわくしながら読み始めました。

舞台は17世紀のイギリス。
王党派と議会派が激しく対立し、ついには清教徒革命と呼ばれる内乱に発展した時代です。
そしてストーリーは、その時代を生きた1人の女性の愛情と成長を細やかに綴ってゆきます。

ピューリタン革命とか議会派の先鋒クロムウェルとか、単語だけが記憶に残っている歴史を小説仕立てで再認識できるのが楽しい。
また、当時のイギリスの風俗や美しい田園風景が感性豊かな描写で随所にちりばめられており、頭の中にイメージが浮かんでくるのも心地良いです。
とても良い小説でした。

でも、最後まで読んで思ったけど、これって児童文学かなあ・・・・と。
一人の女性が母として妻として成長し成熟する姿を描いた作品ですから、私としてはそれなりの年代の女性向けとしてお勧めしたいかな。と思いました。


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秘密の道をぬけて

2009.03.05(17:44)
何かの物音と怖い予感で目を覚ましたアマンダが不安を抑えて階下へ降りてみると、両親が見知らぬ一家をこっそり家に招き入れるところだった・・・


秘密の道をぬけて秘密の道をぬけて
(2004/11)
ロニー ショッター

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ドキドキする冒頭部分から一気に最後まで読ませます。
文章的にも量的にも小学校中学年くらいから読めるのではないかと思いますが、中学生の課題図書に選ばれた本だそうです。
アメリカでかつて存在した奴隷制度を扱ったお話ですので、背景や内容をよく読み取るには中学生くらいが望ましいということなのかもしれません。

当時アメリカでは、自由を求めて逃亡する奴隷を手助けする地下組織があったそうです。
アマンダの両親は、その組織の一員だったのでした。

アマンダの家にかくまわれた奴隷一家にはアマンダと同年代の少女がおり、次の逃亡先へ旅立つまでのわずかな時間の中で2人は友情を育みます。

奴隷の少女の口から語られる奴隷生活、逃亡した奴隷を探しに来た人々の奴隷への憎しみや軽蔑の態度、、、アマンダははじめて知る話に素直な感情で反応します。
奴隷制度という暗く重いテーマが、一貫して少女の目線で語られているのがとてもいいです。

はじめて奴隷一家を見たときのアマンダの反応もとても印象的です。
大人の偏見の洗礼を受けていない子供はこんなにも公平で自由なのか と、つくづく大人の責任を感じさせられました。

「あとがき」によると、当時アメリカには州が30しかなく、奴隷制度を認める州と認めない州がちょうど半分ずつの割合だったそうです。
奴隷に人権などなく、自分の所有物として使うのを当然の権利と考える人々が、国の半分を占めていたのはわずか150年前のことです。
今回オバマ氏が初の黒人の大統領として就任したことが、アメリカにとってどれほど意義深いものであるのか改めて思わずにはいられません。


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星空から来た犬

2008.11.30(21:42)
最近自分が紹介する本は どうも、守り人シリーズと犯罪ものに偏りつつあるようです(苦笑)。
守り人シリーズは本当にハマっているので、全巻読み終えるまで書き続けると思いますが、犯罪ものが多くなりがちなのは なんでだろう。
って、最近読んだ本達がそうだからなんだけど、なんでそういうものに手が伸びているのか、よくわからない。
実は、読んだけど感想をアップしていないものがまだ数冊たまっています。
でも、犯罪ものばかりアップしていると、なんだかブログが殺伐としてきそうなので、今日は久しぶりに再読したファンタジーの紹介を。
小学校高学年から読めます。

星空から来た犬 (ハリネズミの本箱)星空から来た犬 (ハリネズミの本箱)
(2004/09/10)
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ

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ダイアナ・ウィン・ジョーンズといえば、日本では数年前に宮崎監督が映画化した「ハウルの動く城」の原作「魔法使いハウルと火の悪魔」が有名かもしれません。
いきなり横道にそれますが、これ、映画と原作では味わいが全然異なります。
なんといっても、ヒロインのソフィーが、原作では等身大のキュートな女の子なのにたいして、映画では母性溢れる女性的な面が全面に出ていたように感じました。
しかし、私は映画も原作も どちらの味わいも甲乙つけがたいほど好きです。
原作の映画化、ドラマ化 というと、たいてい期待はずれか、悲しいほど忠実に原作を映像化して無難にまとめるか・・・って感じに思うので、原作を消化した上で、ご自身の主張をこめた作品を作り上げた宮崎監督は やはりすごいと思いました。

閑話休題。
さて、「魔法使いハウルと火の悪魔」ほど有名ではないかもしれない「星空から来た犬」ですが、私は作品としては もしかしたらこちらの方がちょっとだけ多く好きかも知れません。

みなさんタイトルで察するであろうと思いますが(笑)
きっと、星空と犬が好きな人なら、そして子供とファンタジーが好きな人なら、ぜったいお気に入りの一冊になるのではないかと思います。

ユーモラスなエピソードとハラハラする展開のバランスが絶妙で一気に読ませます。
そして、読後感は切なく甘い、すこし大人のテイストです。
とりあえず円満解決、めでたしめでたし で終わらせない結末は、それがまた、なんとも余韻を残す結果になっているのですが、そういった効果を狙ったというより、幼い読者にたいする作者の誤魔化しのない姿勢のあらわれと思います。

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ロスノフスキ家の娘

2008.11.09(13:48)
アメリカで ついに黒人の大統領が誕生しましたね。

歴史的な出来事として、また国際関係の重要な位置を占める相手国として、日本でも大きく取り上げられています。
が、今回は大統領選そのものより民主党予備選の方が多く話題に登っていたように思います。
これまで予備選の様子が日本でこんなにニュースになった記憶がなく、うっかりこれが大統領選なのかと勘違いしそうな報道振りでした。
やはり、民主党の有力候補の2人が、かたや女性、かたや黒人ということで注目度が大きかったのでしょうか。

で、ニュースに映し出される候補者の熱のこもった演説ぶりや、まわりを取り巻く支持者の熱狂ぶりをながめながら、日本人にはアメリカの議会制度はなじみがなくわかりづらいなあ と、ぼんやり考えていて思い出したのが、ジェフリーアーチャーの長編「ロスノフスキ家の娘」。
20年ぶりくらいに引っ張り出して再読しました。
わくわく興奮しながら一気に読んだ記憶が蘇り、今回も一気読み。
ジェフリーアーチャーは やっぱり面白い。



「ロスノフスキ家の娘」は、ひとことで言えば「女性のサクセスストーリー」。
知性と才能と美貌に恵まれ、類稀なる意志の強さを持ち合わせた女性主人公フロレンティナの誕生から一代でファッションショップの大手チェーンを築き上げ、のちに政界に飛び込み、大統領候補へとステップアップしてゆく人生をドラマティックに描きあげています。

特に、フロレンティナが政治の世界を舞台に活躍する物語後半は、アメリカの議会制度にわかりやすく触れることが出来ます。
それどころか、今回ニュースで見た候補者演説の熱狂ぶりは まるでそっくり物語の再現のようでした。
物語には そこへ到るまでの駆け引きやスタッフの活動など、ニュースでは見えない部分がたっぷり詰まっていますから、実際のニュースの候補者たちの見えない努力なども想像できて面白いです。

それから、感慨深く感じたのは、訳者のあとがき。

「女性の大統領候補などという荒唐無稽になりがちなストーリーが、作者の知識と力量によって、まるでノンフィクションを読むような緊迫感あふれる仕上がりになっている」(大意)

ストリーテラーとしてのジェフリーアーチャーを評価する文章ですが、「女性の大統領候補」が荒唐無稽なアイディアだと思われていたのはいつのことだと思います?

あとがきが書かれたのは1983年。
25年前には、フェミニズムが定着した土壌であっても、女性の大統領など荒唐無稽だと思われていたのですね。
いったい誰が、25年後に女性と黒人が大統領候補になるためしのぎを削り、黒人の大統領が誕生すると想像できたでしょうか。
事実が人間の想像力をはるかに上回る。面白いなあと思います。


なお、本書はジェフリーアーチャーの別の長編小説「ケインとアベル」と姉妹本のような関係になっています。
本書の女主人公フロレンティナ・ロスノフスキの父親は「ケインとアベル」の主人公アベル・ロスノフスキであり、フロレンティナの子供時代を描いた物語の前半部分は「ケインとアベル」と視点違いで重なるつくりです。
当然両方読むと面白さ倍増なのですが、残念なことに「ロスノフスキ家の娘」はいまや廃刊。
「ケインとアベル」だけ残っているというのは納得いかないですね。


ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3ケインとアベル 上 新潮文庫 ア 5-3
(1981/05)
ジェフリー・アーチャー

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宇宙への秘密の鍵

2008.09.07(15:26)
ホーキングの本をいつか読もう、読もうとずっと思っているのです。
が、まとまった時間に腰をすえて などと考えていると、いつまでたっても取り掛かれなくて。

そんなとき この本が出たことを知りました。

宇宙への秘密の鍵宇宙への秘密の鍵
(2008/02)
ルーシー・ホーキングスティーヴン・ホーキング

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ホーキング博士と娘のルーシーが共同で執筆した子供向けの科学ファンタジー小説です。
読み手は主人公の男の子のちょっぴりドキドキする冒険に付き合っているうちに、彼とともに太陽系のあらましや星の誕生や死について知ることができます。

ちょっと難を言えば、ファンタジー小説として出色 とまでは言えず、科学読み物としては食い足りない気がしなくもないのですが、両方を同時に満たす などというのは不可能なのかもしれません。

とはいえ、小説として、興味を持って一気に最後まで読ませる完成度は バッチリありますし、出鱈目でいい加減なニセ科学的説明がない安心感はなにものにも替え難い。
ところどころに挟まっているアンドロメダ星雲や馬頭星雲などの美しいカラー写真は宇宙への興味を掻き立て、欄外に載せられた惑星のデーターなどの説明が、好奇心を満たす役に立つでしょう。

子供達の宇宙や科学への興味の扉をひらくのに適した一冊と言えると思います。

続編も予定されているそうなので、私も続けて読みたいと思います。

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